おもちゃの病院とは、壊れて動かなくなったおもちゃを再び遊べるようにしてくれるありがたい場所です。
「修理をすることで子どもたちの喜ぶ笑顔が見たい!」と集まったボランティアの方々です。

本当にありがたくて、頭が下がる思いです!
おもちゃの病院

おもちゃが壊れたら「手放す」を選択する子どもたちが多い時代。「治す」選択をすることで物を大切にする心が育まれます。
全国各所にあり、基本的には無料で修理を行なってくれますが、部品交換が必要な場合は部品代がかかる場合もあります。
修理の流れ

おもちゃの修理は以下のような流れで進められます。
1.症状をカルテに記入
2.問診でより詳しい壊れた箇所を伝える
3.診察では触診し、動きや操作を実際に確認
所要時間は、怪我の症状や当日の混み具合によります。
見学の様子

机にはたくさんの工具や部品がずらりと並んでいました。一つのおもちゃを囲んで仲間と相談し合ったり、調べたり、壊れたおもちゃと向き合い修理作業をされていました。

前職も全く修理と関係ない方が多かったですが、プロ意識がとても高く真摯に取り組んでいらっしゃいました。

どんなおもちゃにも対応できるように、たくさんの部品が並んでいました。
おもちゃドクターと患者
おもちゃを直してくれる人を「ドクター」、壊れたおもちゃは「患者」、修理作業を「治療または手術」、当時直せない場合は「入院」と呼びます。この呼び方を用いることで、5歳の娘にもわかりやすく、我が子(おもちゃ)を心配そうに預ける母性を感じられました(笑)

修理場ではなく、「病院」と呼ぶところに温かさを感じます。
実際の体験談

今回、娘がサンタさんにもらって大事にしていた、電池で動く犬のおもちゃを持参しました。
後ろ足が脱臼した為、動かなくなりおすわりもできなくなっていました。
しばらく経ってお迎えに行くと、おもちゃが無事に完治し退院することができました。あの時の娘の喜ぶ笑顔が忘れられません。退院の時に、手術の説明と、怪我の原因を詳しく説明してくださいました。
無理に圧力がかかってしまったことによる脱臼だったみたいです。
子供の変化

術後の説明を、娘は私の隣で一緒に真剣に聞いていました。それ以降、おもちゃへの扱いが丁寧になった気がします。
おもちゃの病院は、ただ修理する場所ではなく子どもたちに物の大切さを学ばせる良い機会だなと感じました。
まとめと注意点
見学の注意点で、当たり前ですが人形の頭が外れていたり、毛皮が剥がされていたり、小さい子にとってはまあまあショッキングな光景です(笑)考え方によれば、おもちゃの仕組みを知れる学びの機会でもあります!
もしあれば、壊れたおもちゃの破片や付属品、説明書などがあれば持参をおすすめします。
おもちゃの病院で素敵な体験をし、物の大切さを知り、またひとつ成長した子どもの姿が見られると思います。興味がある方は、ぜひ訪れてみてください!
コメント